『授業、アタシは出ないけど。翔唯は?どうする?』 カノ、真面目そうに見えて、授業サボんのかよ。 『いいや。めんどくせぇ。どうせ、世界史だ。』 『世界史、嫌いなんだ。』 カノは意外〜といって、微笑んだ。 『意外か?』 そう聞くと、カノはうん、と頷いた。 『翔唯は文系って感じするよ。』