「そいつん名前、佐々木隼人だろ」
「なっ?!何で知ってるの?!」
「あー。ちょっとした知り合い。そんなに深い関係じゃねぇけど」
何だ。
ただの知り合い。
それにしても似てるなぁ………
近くで見るとますます似て………
そういえば!ち……近いっ!
「あのっ………ちょっと離れてもらえませんか?」
男はちゃっかりあたしの隣に座って、肩もぴったりくっついてる。
あまりにも近い。
「お前が起きねぇから俺も寝ちゃったじゃん」
だから離れろーっ!
ちょ。
待って?
………俺も寝ちゃった……?って。
「いいい、今何時?!」
「9時弱」
だーーー!!
