「ちーすっ!」
や、や、や、
やっぱりチャラい。
金髪やら茶髪やら。
男4匹。
その男たちの向かいに座る2人のケバい女。
すごく盛り上がってるようす。
「ねぇ……あの女たち、誰?」
あたしは誰にも聞こえないような小さな声で美玲に言った。
「北高の知り合い」
北高って…………
めっちゃヤンキー高じゃん!
「美玲遅い!早く座って!」
金髪のまつげビョンビョンの女が自分の横をトントンと叩いた。
「じゃっ!あたしたちも失礼しまっす♪」
美玲…………
口調がチャラい。
チャラいチャラいチャラい。
美玲こんなだったっけ?
