隼人が………危ない………?
だって隼人は横に…………
「……隼人?!」
隼人はイスではなく、下にいた。
詳しく言うと、下に意識のない隼人が倒れていた。
「え?!
何で?!
隼人!!
隼人ってば!!!」
死んでないよね?!
………大丈夫……息はしてる。
あっ!
さっきの夢………
お父さんがこのことを教えてくれたの?
じゃあ、隼人は今、危ない状態なの?!
えっ………
ヤダ………
ヤダよっ!
誰かっ…………!
あたしは涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていた。
「あっ!携帯………!」
何で今の今まで携帯に気が付かなかったんだろう?
こーゆーとき、誰に電話かければいーの?!
お母さん?
ダメだ。
学校サボってるのバレる。
とりあえず、110番しよう!
