ただいまーって声が
玄関から響く。
相変わらずでけぇ声。
トントン…
「はい。」
「あ!陵、私だけど。」
分かってるっての。
何年あんたの弟やってると
思ってんの?
俺は今中学3年生、
愛田陵。
花の弟。
「分かってる、で?なに。」
「何って…部屋に入れてよ。」
こいつ、俺が好きなことしってんのか?
いや。ありえない。
「入れよ、空いてるから。」
「ね、陵。
陵は私をどう見てる?」
は?こいつ何言い出すんだ?
「どう見てるの?」
「どうって。姉貴だよ。俺の姉貴。」
「本当にそう思ってるの?
私は、陵にお姉ちゃんだなんて
思ってほしくないよ?」
何、言ってんだ?
玄関から響く。
相変わらずでけぇ声。
トントン…
「はい。」
「あ!陵、私だけど。」
分かってるっての。
何年あんたの弟やってると
思ってんの?
俺は今中学3年生、
愛田陵。
花の弟。
「分かってる、で?なに。」
「何って…部屋に入れてよ。」
こいつ、俺が好きなことしってんのか?
いや。ありえない。
「入れよ、空いてるから。」
「ね、陵。
陵は私をどう見てる?」
は?こいつ何言い出すんだ?
「どう見てるの?」
「どうって。姉貴だよ。俺の姉貴。」
「本当にそう思ってるの?
私は、陵にお姉ちゃんだなんて
思ってほしくないよ?」
何、言ってんだ?
