シロクロ

『これから、アキの教科書を買いに行く んだけど、颯も来るか?』
夏輝兄が、ハヤト先輩の方を見ながら 言った。
『アキくんがよければ、俺も行きたいけ ど、いいかな?』
ハヤト先輩は、夏輝兄に聞こえないぐら いの声で俺に゙コイツだけにお前の事任せ るの心配だからな゙と言った。
『うん、いいよぉ、ハヤト先輩も行こ う』
俺は、ハヤト先輩の言った事に頷いてか ら夏輝兄に言った。
そして、俺達は、裏路地を出て、商店街 の中にある書店に向った。