「次の時間は、実樹さんが久し振りに学校へ来てくれた記念日としてドッチボールをしようと思います」
ドッチ!?小学生かよ!!しかも面倒くさいし!!
ってか、そんなことする暇があるなら、のーんびり昼寝したいんだけど!!
…よし。サボるか。
「せ、先生…っ!急に吐き気が…!」
「…うそつけ。今大声で叫んでたくせに」
…イラッ…!
なんなの!?こいつ!!私のことバカにしてない!?
向田を思いっきり睨み付けてると…
「じゃあ、ドッチしても問題ないね!!」
…んのおおおおっ!!!


チームは四人グループで、私のチームは、のんびり、マイペースな私と、運動神経抜群の夢羽、不良の神崎に、サッカー部の相葉だ。
「あー。こんなチームで大丈夫か?」
「やるっきゃねーよ!」
「面倒くさっ!」
「主役が何言ってるのよ!」
あー。なんか無駄に嫌な予感がする…。