今日はいつもより暖かい日差しが降り注いでる。
そんななか、私はのんびりと高校に向かって歩いてた。
あー。こんな天気が良い日は日向ぼっこしたいのにさ。
と、私、実樹音色は空を仰いだ。
何で私たちって学校って言う狭い空間で勉強することを強いられてるんだろ…


学校に着くと、親友の咲良夢羽が呆れ顔して校門の前に立っていた。
「あ、夢羽。おはよ」
「もうおはようじゃないよ。こんにちはだよ全く…」
夢羽とは小さい頃からの幼なじみで、頼りがいのある子。
でもって、クールビューティーですごい美人。
「さ、早く教室行くよ」
「夢羽って冷たいのか優しいのか分からないよね」