続・俺様王子の初恋






「 んっ・・・先輩ッ 」


「 ・・・なに? 」


「 ・・・苦しいです 」





唇を離した先輩をキッと
睨むと、先輩は触れるだけの
キスをして、








「 嫌じゃないくせに 」





そう言って、そっと私から離れた。





「 葵、風呂入ってこいよ 」


「 え? 」


「 お前、昨日そのまま寝たしさ 」





・・・そういえば、学校から帰ってきて
着替える前に先輩が来たから
制服のまま寝ちゃってたんだ。