「 ・・・ッ・・・・せん、ぱ・・・ 」 息苦しくて、何度も何度も 先輩の胸を押した。 ”離して”と、強く腕を掴んで ─────────ガリッ 先輩の唇に、歯をたてた。 「 ・・・先輩、私・・・ 」 痛みに顔を歪めた先輩は 血の滲んだ唇を舐めて、 私を、見下ろした。