”ごめんな”と言いかけた。 震える葵の身体が 冷えているのに気付いて 車へ戻った。 「 ・・・・・葵・・っ 」 歪む視界。 「 ・・・愛してる、・・・・愛してる・・・! 」 涙を拭う余裕はなかった。 葵の口を塞いで、息をする 暇もないくらいに何度も何度も キスをした。 ─────────────・・愛してる。