「 ・・・何、してるんですか? 」 ─────────本の、匂い。 「 ・・・読書 」 「 嘘 」 「 チッ・・・・・昼寝 」 図書室内に響き渡る舌打ちに 今が授業中だということを 思い出して、先輩から離れようと 回された腕に手をかけた。 「 なに 」 「 なにって・・・授業に戻るんです 」 「 ここにいろよ 」