「 あぁ、約束する 」


『 破ったら・・一日デート、ですよ 』






持っていたコップを置いて
再度着替え始めていた手を止めた。






「 ははっ・・・それなら破るよ 」


『 ~~~~ッ・・・じゃあ、
  破ったら・・私の言うこと
  いっぱい聞いてください 』


「 あぁ、いいよ。いくらでも
 聞いてやる 」






罰のわりに、苦じゃない。
むしろお願いされてる気分で、
小さく笑いを零すと
”なんですか”と葵が拗ねたように
言ってきた。