「 ・・・じゃあ、行く 」 発車のベルが鳴り響く中 乗り込む先輩の裾を掴んで、 「 いってらっしゃい、泰雅・・ 」 笑えていたかは分からない。 けど、最後の最後に触れるだけの キスをされて、 「 ・・・・・またな、葵 」 離れた先輩が笑って、 扉が閉まった。