「 ・・・・似合う 」 「 ありがとな、葵 」 ブレスレットを見ながら 目を細めた先輩は私へと 視線を移して、 「 一年間ずっと会えねぇわけじゃ ねーよ。絶対会いに来る 」 「 ・・・・絶対、ですよ? 」 別れ際の会話は、どうして こんなに何を聞いても 涙がこみ上げ来るんだろう。 一生会えないわけじゃないのに。