「 傍にいる 」





濡れた頬にキスを落として、
小さな声を零す唇にキスをして、
何度も葵の名前を呼びながら
抱きしめて、キスをした。








「 葵と離れる気なんかねぇよ 」





何もしてやれないのは
夢の中でも一緒か・・・。










「 離れたいって葵が泣いても
  俺は絶対に離さない 」







俺が思うくらい、葵も
俺でいっぱいになればいい
・・・・・・・いや、







─────────────絶対に・・してやる。