カーテンの隙間から射しこむ
朝日に視線を移して、
”眩しい”と顔を歪めながら
彼へと、手を伸ばした。










「 ・・・・・せん、ぱい・・・? 」






掴んだシーツを離して、
ゆっくり体を起こす。






静まり返った部屋の中に
私の声だけが響いて、
不安に駆られる。






先輩を何度も呼びながら
部屋中を探し回った。