「 っ・・・・んっ・・? 」





少しして、葵は目を覚ました。
自分が泣いていることにも
気付かずに、俺のキスに応えようと
俺の首に腕を回してきた。





「 ・・・・・・おはよ、葵 」


「 っ・・私、寝て・・・? 」





葵から手を離すと
ズルリ、と俺の膝の上に
倒れこんだ。





「 びっ・・・くりした・・ 」


「 なぁ、葵 」


「 ?・・なんですか? 」





俺の膝の上で仰向けに寝ながら
手を伸ばしてきて、俺の頬を
両手で包む。