「 相当、キてるわね 」


「 ・・・・一条、先生 」


「 午後の授業はお休みね。
  保健室にいらっしゃい? 」





お腹が空かなくて、
喉も渇かなくて、
呆然としていた私の腕を
引っ張り、立ち上がらせた
先生はそのまま私を
保健室へと連れて行った。








──────────ガチャン・・





「 午後からお休みもらってるの 」





鍵を閉め、そう言って彼女は
私に笑いかけた。