「 ・・・・いいんじゃねぇの? 」


「 なに? 」






落としていた視線を悠太に戻すと
再度、頭を撫でられた。








「 一年頑張ろうとしてんだろ?
  楽じゃねぇ道選んだんだろ?
  いいんじゃねぇの、それで。


  弱くねーと思うよ、俺は 」






悠太は、本当に男らしい。
不良っぽいくせに全然
不良らしくなくて、
真面目に話も聞いてくれる。









「 たまにはそっちに行ってやるよ 」





”応援してる”
悠太のその言葉が、
俺にとってどれだけ
支えになったか、
多分悠太は知らない。