今は、それどころじゃなくて。 グイグイ押し返しても 先輩の力が強くて敵わない。 先輩は顔を逸らそうとする 私の顎を掴み、自分の方へ 向かせると噛み付くように キスをして、角度を変えて 何度も何度もキスを落としてきた。 「 せん・・・ッ・・・ん・・ッ 」 「 もう黙れよ 」 ”朝、我慢しただろ?” 意地悪く笑った先輩に 再度唇を塞がれて、 私は抵抗していた手を ゆっくり下ろした。 ──────────────ドサッ 「 先輩!! 」 「 ・・・・なに 」