────────────ガチャッ 鍵をあけなくても、開いたドア。 そこにいるのは、先輩か、 それとも美夏さんか・・・。 ソファに近寄って、 私は口元を手で覆った。 ”先輩” 悲鳴のような声が出るのを我慢して ソファの上に横たわった先輩に そっと触れると、 「 ・・・・・・ん 」 先輩がゆっくり、目を開けた。