旧校舎の保健室には、 私と先輩以外は入れない。 多分、美夏さんはそれを 知っていて言ってる。 「 ・・・・・? 」 よく、分からないけど 行くしかない。 考えていても分からない。 授業が始まっても 私は集中なんてできなくて ────────────・・昼にさせて。 たまに過ぎる、先輩の言葉に 頬が緩むのを必死に堪えながら その一時間を過ごした。