────────────ダンッ
フラついていた俺の体を
思いっきり突き飛ばし、
俺はその場に倒れこんだ。
「 弱音を吐く相手が間違えてんのよ!
手放したいなら手放しなさいよ!
できるもんなら・・・やりなさい!
アンタもあたしと一緒じゃない・・・!!! 」
俺に跨り、肩を揺らす美夏は
泣きながら何度も何度も俺に
同じことを言って、
「 ・・・・葵ちゃんを信じてあげないの? 」
大泣きする美夏の肩を押して
俺はゆっくり立ち上がった。
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