「 じゃあ、また明日な 」


「 気をつけてください 」


「 おう 」





気付けば、私の家の前で
私が家のドアを開けると
”早く入れ”って笑って









─────────バタン・・






私が家に入ると、
先輩は同じ道を戻っていった。






私が家に入るまで、
ちゃんと見ててくれたんだ。
些細なことに胸が高鳴って
ついさっきまで一緒にいたのに
もう会いたい。






私は、いつの間にかこんなにも
先輩でいっぱいになっていた。