部屋に戻ると、先生と先輩が
もう既にケーキに手をつけていて、
大きな苺を持った先輩が目の前に来て、
「 ・・・好き? 」
「 は・・・んっ 」
”はい”と言い掛けた口に
容赦なく突っ込まれた苺。
大きな苺を半分かじると
先輩がもう半分を食べた。
「 ・・・ちょっと、何この甘い空気 」
「 お前もう帰れよ 」
「 呼んでおいて何よ!! 」
バシッ、と先輩の肩を叩いた先生が
ケーキの乗ったお皿を手渡してくれて
私も一緒にケーキを頬張った。
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