すると幹部だと思われるやつが
「誰だあいつ・・・?」
と、不思議そうに呟く。
それを聞いた他の男が一斉にこっちを向いた
相手の暴走族の奴らはまだ目が覚めていないようだ・・・。
少年は『今すぐここをどけ。そこの倒れている奴らも連れて行け。』
と、唐突に言った
「おいおいおい。意味分かんねぇーぜっ。つーか敵チームの奴らをわざわざなんで連れて行かなきゃならねぇーんだ?」
『いいから、早くここをどけ。』
すると違う男が警戒しながら
「・・・ここになにか用があるのか?お前は何者だ。知らない奴の言うことなんか聞けねぇー」
と言った。
そう言い争っているうちにさっき追いかけて来た大勢の男の足音がこっちに向かっていることに気付いた。
