大庭の目には静かな闘志の炎が燃え上がっている。

あたしもこんな目をしてるんだろうか?

 「次は…梨々香達とだっけ?」

 「うん、そう。」

大庭が静かに笑った。

 「梨々香はハッキリ言うとあたしより
  も上手い。
  覚悟しときな。」

 「よく言うよ。
  絶対勝って、大庭とベスト4で
  戦うから。」

 「楽しみにしてる。
  じゃ、頑張って!」

大庭が一点を指さした。

愛華がこっちに手を振って走ってくる。

 「日花梨せんぱーい!!
  大庭さんと何の話してたん
  ですか?」

 「宣戦布告。」

 「えー?
  嘘でしょ!
  めっちゃ楽しそうだったし!」

コイツ…。