パパ怖すぎ…。

 「…大切にします。」

ちょっと歩斗もびびってるし。

 「そーいえば、蓮は?
  彼女いないの?」

 「いるわけないじゃん。」

表情1つ変えずに蓮がそう言った。

 「…好きな人はいる…かも。」

歩斗とあたしがいっせいに蓮の方に顔を向ける。

 「え、何それ!」

 「聞いてねぇよ!?」

 「だって言ってねぇし。」

そんな話もしつつ…。

思い出話したり。

 「…じゃ、そろそろ帰るかー。」

蓮達をマンションの玄関で見送って今日はお開き。

 「疲れたでしょ?
  ゆっくり休んで。」

 「ん…。」

あたしはそのままベッドに倒れこんだ。