「全国でいい結果出せてるんだ。
　　だから…下手に頑張りすぎんのも
　　かっこ悪いとか思ってたりするん
　　だな、これが。」

…ああ、なるほど。

　「航希君って自意識過剰ですよね。」

あたしがそう言うと航希君はクスクスと笑った。

　「間違ってない！
　　鈍感なクセに毒舌だよね。
　　でも…そーゆーとこも好き。」

　「何言ってるんですか。
　　簡単に好きとか…。」

簡単なんかじゃない。

航希君も真剣な顔してるよ…。

　「…ま、俺の話はいいとして。
　　どう？最近？」

　「え？」

　「歩斗とだよ。」

Mサイズのポテトは残り少ない。