「うわーっ。
  マジ眠てぇー!!
  筋肉痛ー…。」

歩斗がコキッと首の骨を鳴らした。

 「バカ。
  1試合しかやってねぇだろ?」

そーゆー蓮もあくびをしている。

てか、一番疲れてんのはあたし。
 
 「部活ないのは救いだけど…。
  授業がね。」

歩斗が唸り声を上げた。

 「…そーいえば。
  お前再テストだっけ?」

 「そうなんだよー…。
  合格点取るまでエンドレスとか
  マジ勘弁。」

…ちょっと待って。
何この会話。
いつも通り過ぎてキモいんだけど…!!  

 「なんだっけ、歴史?」
  
 「そうそう。」