卒業~最後の願い~




「先輩からのプレゼントを拒否すんの?」


「…ありがとうございます。」



素直にもらうことにした。


先輩の優しさに胸が締め付けられる。


「ほんとにっありがとう、ございます…。」



耐えていた涙が溢れだす。

ほんとにこれで、先輩には会えないんだな。


あなたのいない学校なんて、
つまらないのに。



「じゃあ、さよなら。」


「…さよなら!」



最後は笑顔で。


先輩のくれたボタンを握りしめながら、去ってゆく先輩の背中を見つめる。



そして小さく「ありがとう」と呟いた。




あなたに恋して、
私は最高に幸せでした。