「――――待てよ!!」



俺なんかを追いかけてくれた陽向


「―――――んだよ??」


俺のために来てくれたのにこんなことしか言えない自分が嫌だ



「おまえどこ行く気??

暇なら遊ぼうよ(笑)」


そう言って笑って見せた陽向



「どこ行くんだよ!?」



引っ張られてつれてこられたのはグラウンドのすみ


ここなら先生にもばれない



正直グラウンドには来たくなかった


あの日を思い出すから



きっとそれはみんな同じだから



今日はあの日とは違ってきれいにはれていた