このままだと玲奈に当たってしまいそうになるから…


そしたらきっと玲奈も陽向もみんな離れていっちゃうから…



あたしは何も言わずに席を立って屋上にむかう


玲奈は何も言わなかった


ひとりになりたかったから良かった



もうすぐ授業が始まるからもう廊下に人はいない


屋上に続く階段が妙に長く感じた





スカートを巻き込んでいく風が気持ちよかった



「はぁ………」



きっともうもとに戻るなんて無理だな



やっぱりあたしが大人になんなきゃいけないのは事実



あたしがわるい?かな