もちろん昨日みたいに放課後、瑠奈に誘われることはなかった
それからひとりで帰った家
ベッドに仰向けに寝転んだ
――――――終わった…
家族でもなければ恋人でもない
本当は赤の他人
もうどうすりゃいいんだよっ!!
―――――――――ガラッ
ノックもなしにあけられたらドア
そこにはうちのばばぁが立っていた
「………なんだよ??」
「なんか出すものないの??
書くものないの??
言うことないの??
さっき香奈ちゃんに聞いたよ
あんたたちだけ三者面談なんだってね?」
瑠奈の奴…
保護者の意見もはんこもない俺の進路希望調査

