「あのじじい、声でかすぎやんなぁ。 …西中やったら帰り道一緒やし、一緒に帰ろよっ!」 「え、いいん? …同じ学校の友達とかは?」 あたしはどーせ1人やし…どっちかというと、嬉しい。 でも、夏希は他に一緒にきた友達とか、おらんのかな? 「あたし1人やで」 彼女もこの学校での友達は梓紗が初めてらしく、一緒に帰ることになった。