「明日も、学校来いよ。
 けえへんかったら…家まで行くし」


力也はニカッと笑う。


「もう…ほんまに好きなやつ以外とは絶対ヤんな。…約束して」


真剣な表情で見つめられ、頷く。


「またつらかったら…嫌でも力也くん頼りますよっ」


夏希が微笑むと、納得しホッと安心した様子。


そして、携帯の電話帳からすべての男の連絡先を削除した。

アドレスも変えた。


そして…1番最初の男の連絡先に、力也くんの名前が登録された。



帰り道、まだ歩くのがつらい様子をみたお姉さんが、車で送ってくれることになった。