「…ありがとう」 声を振り絞り、お礼を言う。 しばらく頭を撫でてくれて、落ち着いてきた。 「てか、名前教えてやぁ」 「石橋…夏希」 「…夏希。 俺は、橋場 力也!」 力也くん…。 同じ学校の1個上…つまり、3年生ということが分かった。 さっき手当てしてくれたのはお姉さんで、19歳の短大生らしい。