後ろ姿




目頭が熱くなる。
涙が、次から次へと流れてきた。


拓馬くん…拓馬くん…。


手で顔を覆いつくし、その場にへたれる。

すると、優しく包みこむように抱きしめられた。


「龍くん…!」


「俺は絶対、離れへんから。
 絶対、あずちゃんを守るから」


そのままコンビニの駐車場で泣き続けた。


龍くん、ごめんな。
こんなあたしでごめん。

拓馬くんのこと、すぐに忘れそうにない。
だって、今こうして偶然会った。

こうなるたびに、あたしは泣かなあかんの?
ずっとこうして、ずるずる引きずるんかな?



何時間くらい泣いたのかは分からない。
でも、龍くんはずっとそばにいてくれた。