仕方なく、後ろに乗ることに了承する。

…龍くんも、身長が結構低い。
拓馬くんよりは、高いけど。


再び彼のことを考えてしまい、後悔が押し寄せてくる。


比べるとか、最低やん。


家の前まで送ってもらい、お礼を言う。


「ほんまに歩きでいけるん? 送ろか?」


帰り道の長い距離を、龍は歩かなければならない。
自分が送らしたためと、少し罪悪感を感じる。