朝食を食べ終わり、ソファに寝ころぶ。
「ティアラ…」
ティアラは、あたしが大学に入る直前に病死した。
急だったので、実感が湧かなかった。
ずっと、家族同然だったから…寂しい。
しばらく写真を眺めていると、あたしは…眠ってしまった。
「…あず、あんた出かけんちゃうの?」
母に肩を揺すられ、目が覚めた。
寝ぼけながら携帯を開くと、待ち合わせ時間の1時を過ぎて…夕方4時。
「っやばい!!」
急いで用意をし、走って駅前に向かう。
その頃には、すっかり夕日は沈んでいて、辺りは真っ暗だった。
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