後ろ姿




「てか、ずっと屋上でおったん?」


驚いた様子で、まじまじと見つめられる。
頷くと、少し頬を緩ませ背中を叩かれる。


「拓ちゃんとやろ?
 何してたんよーっ」


目を輝かせ、冷やかすように聞いてくる。
夏希の瞳は、おもしろがってる。
それをスルーして、なぜ拓馬といたことが分かったのか問いかける。


「拓ちゃん、授業の半分は屋上やで。
 中学のときも…、よう行ってたし」


夏希はどこか寂しげな表情で、遠くを見つめる。
だが、それは一瞬で、気のせいにも思えた。


「ひまやし、りっくん呼んで遊ぼよ!」


夏希の提案に頷く。
彼女が電話をかけると、近くのコンビニにいるらしくて、そこに向かった。