後ろ姿




…お昼前、あたしは休憩に入った。
午後からは、担当のお客さんが来るので早めの昼食。

コンビニに向かおうと店を出ると、晴樹くんが扉を開けてくれた。


「買いだし?」


「午後から、お客さんが来るんで」


「ふーん。 俺も、行こうかな」


晴樹に背中を押され、店を出る。


「晴樹くん、すぐにお客さん来るんちゃうん?」


不思議そうに見上げると、彼は困った顔をした。