「おはようございます」 眠い目を擦りながら、出勤した。 昨日は、拓馬くんのことを思い出したせいか中々眠れなかった。 それに、晴樹くんがあんなこと言うから…。 「今日は、いつもより早いな」 店長が、笑顔で出迎えてくれる。 一礼してから奥に入ると、ちょうど晴樹と入れ違いになった。 「っおはよう…ございます」 少し戸惑いながら、目線を逸らして挨拶する。 昨日の今日やし、ちょっと…気まずい。