家につき、一気にソファに倒れこんだ。
明日は休日やし、ゆっくりしよう。
そして、そのまま眠った。
…翌日の朝早くに、携帯が鳴った。
うわっ晴樹くんから。
もしかして、急なお客さんの出勤かなぁ…。
しぶしぶ携帯を手に取り、電話に出た。
『今日、ひまやろ?早く起きて用意せぇっ』
やっぱり…。
2週間連続出勤かぁ。
「はい…今から、用意します。
いつも通りですか?」
『はぁ?…仕事ちゃうわ。
遊びに行こう、デートやん!』
デート!?
…え、どういうこと?
状況が把握出来なくて、戸惑う。
応答しない梓紗に、晴樹は一方的に話を続ける。


