後ろ姿




「よっ!」


翌朝、玄関の扉を開けると、本当に迎えにきてくれていた。

驚きのあまり声も出ずに立ち尽くしていると、ヘルメットを手渡される。


「コンビニ寄っていい?」


静かな住宅街を抜け、西中の生徒たちが通学路を歩く横をすり抜けていく。
見慣れた景色を横切りながら、学校のすぐ近くにあるコンビニでとまる。


「ちょっと待っててなぁ」


拓馬はコンビニに入って行くと、すぐに出てきて袋を手渡す。


「プレゼント!」


袋の中には、オレンジジュースが入っていた。

お礼を言って受け取り、オレンジジュースを飲む。
拓馬はおにぎりを頬張り、満足気に笑みを浮かべている。