ルイと一緒に、力也と龍を呼びに行った。
そして、ルイの家を出る。
「また、遊びにきてな!
今度はみんな連れてきてよっ」
ルイが、力也に拳をつき出す。
力也も、ルイに拳をつき出し、コツンと合わせた。
「おうっ!また、来るわ」
大きな門を通り抜け、大通りへと歩き出す。
「梓紗ちゃん!!!」
後ろから、自分の名前を呼ぶ声。
振り返ると、ルイが大きく手を振っていた。
「拓馬、ここに来たときに言ってたよ!!
俺には守りたい女がおるって!!
幸せになってね!!!」
ルイは微笑みながら、ピースサインをした。
「ありがとうございます!!!」
あたしも、精一杯の笑顔で手を振り返した。


