…長いようで短い空の旅を終え、東京についた。 「東京、ひゃっほーい」 力也は飛行機をおりるなり、騒ぎだす。 それを見て、笑っていた。 「てか、どこ泊まるん?」 空港を出るなり、道が分からず立ちどまる。 「へ?」 「まさか、泊まるとことか考えてなかったんすか!?」 龍の慌てぶりに、力也は笑ってごまかす。 呆れた龍は、ため息をついた。 行く宛もなく、近くにあったファミレスに入る。