「力也くん、東京…初めてらしい」


ケラケラ笑いながら、龍も後をついて行く。
手招きされ、急いで搭乗口に向かった。


あたしのために、力也くんと龍くんが……。


「ありがと…」


一筋の涙が頬をつたう。


「あっ、ちょっ、泣くの早いわっ。龍!」


「えっ?俺!?」


2人の優しさに、感動した。
ここまでしてくれて、感謝しきれない。

いつも、何かあったら、そばにいてくれる。

゛仲間゛って、すごい。