…翌日、お昼過ぎに目が覚めた。 力也から着信が入っていて、折り返し電話をする。 「今からきてほしい」と言われ、すぐに用意をした。 玄関の扉を開けると、タバコをふかした力也の姿があった。 「おはよーさん。…乗って」 力也は、ヘルメットを投げ渡す。 後ろに跨がり、すぐに力也の家についた。 「急に、ごめんな」 いつもの部屋に通されたが、太晴の姿がない。